古くなったバイオRZを改造してしまおう![考察編] [パソコン・インターネット]
VAIO typeRTを購入し、ここ一年電源を入れていないバイオ「PCV-RZ65」を急遽現役復帰させなければならなくなりました。
自室用のtype BXが故障しどうしようもなくなりました。
その為、ネット、オフィスソフトだけでもできるマシンを1台必要になり、押入れに入れたバイオ RZを考えたのです。
しかし電源ケーブルにショート痕があったり、ネットの為だけに消費電力の高いPentium 4を動かすのもどうかと思い自作パソコンスキルを発動させました。
もともと初めてRシリーズを購入したのも、このRZで愛着があるためいつか改造する予定でしたが
まさかこんな形でやることになるとは。
これはそんな管理人の格闘日記です。
さて、ケースはRZをそのまま流用できるわけもなく、まずは考察していきます。
この手の改造はすでに賢人たちが通っているのでネット上に情報がありますが、被っていてもしかたありません。
また確実にこの改造日記だけでは情報不足な点もあると思います。
・マザーボードのサイズ
PCV-RZシリーズのマザーボードのサイズはMicroATXです。ATXは絶対に入らないので購入しないように!
ATXの方が種類が豊富なんですけどね…。
RZ65に搭載されていたマザーボードはASUSTeK社「P4SD-VL」です。
・特殊形状の電源
何サイズなのかわかりませんが、このままショートを起こした電源を使うわけにはいきません。
とりあえず通常販売している電源を購入することとなりました。
ここでPCケースのを電源の寸法限界値をしっかり実測しないと買った後に後悔します。
本体だけではなく外に出るケーブルをギッチギチに曲げたときのことも考慮します。
純正電源 | W165×D130×H90(奥行きはケーブル類含む) |
限界値 | W150×D170×H90(奥行きはケーブル類含む) |
実際標準的な電源サイズがW150×D150×H86なので140mm以下の短いタイプを探しましょう。
・特殊形状のバックパネル
縁が丸いことと、市販のマザーボードに付属するバックパネルと8~10mm程度小さい。
このことから確実に削らないといけないです。
一度削れば好きなマザーボード付け替えし放題です!
が、がんばろ・・・。
・独自のUSB、電源スイッチケーブル
USBの配列自体は普通ですが、通常は写真のように9ピンで2つUSB端子分、VAIOのマザーボードは16ピンで4つUSB端子分が1つとまとまっている。
前面パネルのUSBは1つ接続されておらず、カードリーダーに接続しています。
・ワンポイント雑学
なんでマザーボードのUSB端子は10ピンじゃなくて9ピンなのか?
10ピン分の穴があるが9ピン分しかありません。実はこの1ピンだけのものはNo Conect端子というもので電気的なものは一切通っておりません。
逆に挿すのを防止しただけです。
電源スイッチ、LEDに接続するスイッチケーブルも独特で、ドライブ用のLEDなど現在のマザーボードには搭載されていないものがあります。
さて考察はこの辺で実際どうするかです。
ハイスペック、標準スペック、低スペックの3つから考えました。
ただしVAIO VGC-RT90Sがある為、Intel Core 2 Quadは候補から外れています。
前もって注釈を入れると、管理人は極度の「Intel」「nVIDIA」「ASUSTeK」推進者ですので、すごい偏っています。
GIGABYTEやAMDもいいんですけどね;企業カラーがあまり好きじゃないだけで製品は気になるものは気になります。
部品/スペック | ハイスペック | スタンダード | 低スペック |
CPU | Intel Core i7 860 2.80GHz | Intel Core i5 750 2.66GHz | Intel Celeron Dual-Core E3200 2.40GHz |
マザーボード | ASUS Maximus III GENE | Intel DP55WB | ASUS P5KPL-AM EPU |
メモリ | DDR3 8GB | DDR3 4GB | DDR2 2GB |
ドライブ | BD-REドライブ | BD-REドライブ | DVDドライブ |
グラフィック | ATI Radeon HD 5800 | GeForce GTX 260 | オンボード |
CPUに関してはすでにCore2Quad搭載PCを所有しているため、Core2シリーズは興味がなく新もの好きの管理人としてはCore iシリーズが気になっている。
ネイティブ4コアのCore i5 750が19,000円程度、4コア/8スレッドのCore i7 860が27,000円程度の価格です。
なのでCore2シリーズのDuo E8500の18,000円、Quad Q9550の26,000円を選択するのはこの時期ナンセンスだと思いました。
DDR2メモリの価格上昇とDDR3メモリの価格下落で現在、両メモリが2GB×2で8,500円程度になっています。
ここで、DDR2メモリを購入予定の方にお知らせ。
6月から上がり続け2倍近くの価格になっているDDR2メモリですが、スポット価格がここにきて下がり始めました。
年始~3月あたりからまた寝下がる可能性もありますので慎重に検討してしてください。
グラフィックはATI Radeon HD 5800シリーズがいます、しかし筺体がmicroATXサイズなのでサイズ的に無理だと思います。
グダグダ書きましたが今回選んだのは「低スペック」タイプ
ズバリ!お金の問題orz
だけではなく、今後USB3.0、SATA3.0、P57チップセット、High Speed NAND Flashなど、来年春に本格的に搭載されそうな技術があるため。
・USB3.0
現行のUSB2.0の転送速度が480Mbpsです。USB3.0では約10倍となる5Gbpsとなります。
・SATA3.0
SATA2.0は転送速度が3Gbpsですが、SATA3.0では2倍の6Gbpsとなります。
しかし現在対応したHDDが1台だけとまだまだこれからの規格です。
どれもこれも、「いるか?」と聞かれればNO!なんですけどね;
今後の流れは「低スペック」タイプをベースにし→高性能グラフィックボードを追加→モニタをワイド化です。
来年春にはVAIOノートPCが新シリーズに変更される気がするので半年程度稼働予定で
その後はゲーム用に切り替えて、CPU、マザーボード、メモリをハイスペックモデルに移行予定。
来年の今頃にはハイスペックモデルになっていてもらいたいものです。
こつこつ一万円貯金開始です。今回はこの辺で次回は「筺体加工編」です。
◆余談◆
ゲーム用に改造するのは「A列車で行こう9」がついに発売との情報を聞きつけ急遽考えました。
はたしてどのようなゲームになるのでしょうかね。今は「ぼくは航空管制官3」で遊んでいますが。
◆関連する記事
・古くなったバイオRZを改造してしまおう![考察編]
・中古でVAIO RCを買ってきました
・VAIO typeRのRCシリーズのケースで自作パソコン!(ケース考察編)
・VAIO typeRのRCシリーズのケースで自作パソコン!
メーカーのパソコンは形状が特殊ですから大変だったでしょうね。
by nyankome (2009-12-06 18:11)
ご来訪&Niceありがとうございます。記事を拝読させていただきましたが、プロの領域ですね。私もバイオユーザーですので参考にさせていただきます。
by Amanojack (2009-12-06 20:22)
TXシリーズはメモリ増設できないに等しいので
泣きそうです^^;
by gyaro (2009-12-06 21:18)
すごいですね!
by shige (2009-12-07 00:35)
>>nyankomeさん
実はまだ鋭意制作中なんですよ…
大変です。スチール2mmを切るだけでこんなにも・・・
by パセリ (2009-12-09 23:51)
>>Amanojackさん
わざわざご訪問とコメントをありがとうございます。
VAIO、Apple、鉄道に時計自分好みのサイトでしたのでこれからも覗かせていただきます。
by パセリ (2009-12-09 23:54)
>>gyaroさん
TXはノートPCじゃないですか;
でも頑張ればCPU、HDD交換は可能ですよ!
by パセリ (2009-12-09 23:55)
>> shigeさん
完成するとすごいと思います。
現在、挫折気味です;
by パセリ (2009-12-09 23:56)
私のRX-75というガンタンクみたいな名前のパソコンも改造できますか?(笑)
当時RAMがDDRの方が普及するとは思わなかったよ・・・(涙)
by アリア・ポコテン (2009-12-10 03:52)
ガンタンクは強いんだけ、なぜか目立たない存在で・・・
RXは大きさ的にはmicroATXのマザーボードが入るはずですが、電源の位置が大変そうですね。
でもできると思いますので是非チャレンジしてください!
私はHDDが2TB領域とかなるとは夢にも思いませんでした。
by パセリ (2009-12-10 22:00)