[CEATEC 2009] 3Dテレビ編 [シーテックジャパン]
最先端IT・エレクトロニクスの国際見本市「CEATEC JAPAN 2009」が6日から千葉・幕張メッセで開幕しました。
薄型テレビなどの家電製品を見るのも、最新技術を体験できるのもアジアではこのイベントが最大級です。
そのシーテックジャパン '09で気になったブースを紹介します。
今回はブース単位というよりも家電メーカー各社の3Dテレビについて紹介したいと思います。
今年のシーテックジャパンでは家電メーカー各社が3D対応テレビを発表していました。
昨日までに確認したのはソニー、シャープ(撮影禁止)、三菱(撮影禁止)、パナソニック、東芝でした。
日立はちょっと変わったものでした。(撮影禁止)
こうしてみると撮影禁止のメーカーさんの3Dは確かにまだ映像処理に甘さがありましたね。
コンテンツが悪いからと思っていたら、案外各社流す映像が被っていたりし見比べるのにはちょうどいい会場でした。
◆ソニー、パナソニックの両社はウォルト・ディズニー『Gフォース(G-Force)』を視聴できました。
この2社が3Dテレビを牽引しているトップメーカーなのですが、両社には大きな差がありました。
ソニーのBRAVIA 3Dは画面の手前、表面、奥に多数のレイヤーがあるように思うほど迫力があり、PS3でのゲームも3D化ました。
GT5では実車しているように思うほど、メーター類の距離、コースの感覚が目の前にと勘違いしそうでした。
パナソニックの方では手前へ出てくる感じよりも画面の表面、奥に多数のレイヤーがあるように思えました。
もちろん手前に飛び出てくる感覚もあるのですが、ソニーに比べると手前へ飛び出てくる感覚には襲われませんでした。
◆東芝、三菱(撮影禁止)が同じ、ストップモーションアニメ映画 『コラライン(Coraline)』を視聴できました。
東芝CELL REGZA 3Dでは特に輪郭などの面では問題はないのですが全体的にレイヤー数は多いように思えるのですが
レイヤー同士の感覚が狭いのか、風景などでは綺麗でしたが映画コンテンツなどではもう少し迫力が欲しいです。
他にも2D映像を3Dに変換することが出来ると実演していました。
三菱の3Dテレビでは輪郭のブレ、残像感がまだまだ残っており、モニター枠付近では、ずれが顕著に現れており3D酔いしそうになりました。
◆シャープはオリジナルコンテンツでしょうか「モータースポーツ」「恐竜がなぜか宇宙へ吹っ飛ぶ」映像でした。
ん・・・三菱とほぼ同じでまだまだです。
モータースポーツの映像は「モトクロス(オフロードバイク)」だったのですが、砂利の跳ね具合がいまいち。
ただしUV2Aパネルは3D向きだと思えるできでした、ということは来年当たりからUV2Aを搭載したSonyのブラビアが注目できそうです!
言葉で説明するのがとても大変です3Dって・・・
はっきり言うと、3Dテレビは画質というよりもどれほど手前へ出てくるか、そして奥行きがあるかがセールスポイントだと思います。画質はDVDより綺麗ならばそれでいい。
◆日立の「フルパララックス立体ディスプレイ」
コチラは液晶テレビなどとは違い、複数台のプロジェクターをレンズがたくさん付いたシートへ投射してます。
撮影禁止でしたがgigazineに映像がありましたのでそちらをどうぞ
ソニー、パナソニックともに2010年に3Dテレビの発売を目指しているようです。
また4K2K(フルHDの4倍)の解像度テレビも2020年代をめどに普及が進みそうです。
それについては他の記事で紹介します。
CEATEC JAPAN 2009 -最先端IT・エレクトロニクス総合展-
開催日: 10月6日[火]→10月10日[土]
場 所: 千葉・幕張メッセ
入場料: 大人1000円、学生500円(PC/携帯電話で事前登録すると無料)
備 考: 10月10日のみ、事前登録なしでも無料です。
Web : http://www.ceatec.com/2009/ja/index.html
3D酔いとかしないのか気になっています☆
by ホタルの館 (2009-10-07 15:48)
テレビも新しい方向を模索し始めましたね。
by nyankome (2009-10-07 19:41)
>ホタルの館さん
通常の3D酔いとはまた異なるのでどうでしょう?
ただ目が疲れることには変わりません
by パセリ (2009-10-24 20:51)
>nyankomeさん
そうですね、やはり映像コンテンツを楽しむ方向性に戻って行くんでしょうね。
フルHDの2倍や4倍などの超高画質の時代になるか3Dになるのか、超薄型になるのかさっぱりです。
by パセリ (2009-10-24 20:52)