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あなたのPCのブラウザはまだ Internet Explorer 6???なぜIE6じゃダメなのか! [パソコン・インターネット]

IE6-count.jpg
マイクロソフトは自社が販売したWindows XPに標準で入っているネットブラウザのInternet Explorer 6(IE6)を最新のIEへアップグレードを促し
IE6の世界シェア1%未満にするのを目標にした「The Internet Explorer 6 Countdown」を開始した。

すでに最新のInternet Explorer 8も次期主力ブラウザInternet Explorer 9ベータ版の提供も始まっている。
なぜIE6から乗り換えなければならないのか?なんでIE6じゃダメなのかを交えた話をしていきたいと思います。
「10年前とあるブラウザが生まれた。 その名もInternet Explorer 6。様々なサービスがインターネットですることが標準となった今の2011年、我々はIE6にお別れを告げる時だ」
何とも意味深な書き方ですね。

なぜ、開発元のマイクロソフトがこんなことを言うのか?それは下記に書いてある。
「このウェブサイトではIE6の世界シェア1%を目指すために作成した。Web開発者のIE6へのサポートをなくすことでWeb製作時間を抑えるのが目的だ。」
何ともごもっともな意見と思うのはWeb開発している人にしかわかりません!
というかこのサイト自体一般人来ないでしょ。

ではなぜIE6がWeb開発者の時間を取っているのか?そこのお話をしていきたいと思います。
実際に見ていただければわかると思いますがIE6の方はブラウザの横幅をどんどん狭めていってください。
だんだん当ブログのデザインが崩れ始めます。

IE6-IE9-480.jpg

ここは横幅1280px以上のモニタでフルに開いている状態を想定して作成していますがIE6はそれよりも狭いとサイドバーの下本文が隠れてしまいます。
最近ではIE6使用者も減ってきたので当ブログではIE6対策をしませんでした。当ブログではIE6で閲覧している方は5%まで減りました。

そう、このIE6対策がWeb開発者にとって困ったもの。一般サイトではわざわざIE6用でもデザインが崩れないように他のとは別に書かないといけません。
2000年代初頭はブラウザ戦争最盛期でIE6は独自路線を貫きすぎてほかのブラウザとの互換性がなくなっていきました。
他のブラウザでも崩れないことを目的としたWeb標準化(クロスブラウザー)、PC不慣れ、老人、障碍者への平等な情報配信するユニバーサリティが必要という流れができたのもこのころ。
しかし唯一IE6だけがWeb標準に来なかったのです。IE4から様々な機能を追加したため、競合他社などから批判を食らってもうめんどくさい!と今まで2年ピッチだった開発をIE7では5年間も空いてしまった。
IE7でも近づきはしましたがセキュルティ観点からまだまだ遠くにいました。IE8でようやくWeb標準になりました。
なので若干の違いはあるものの、最新のブラウザはどれでも共通して表示できるようになりました。

ただPCを少ししか使わない人にとってはブラウザのインストールって大変だろう?と思ったり、そもそも乗り換えする意味すら分からないでしょう。
企業はIE6でシステム構築したためブラウザ変更には膨大な費用が掛かってしまう。などでなかなか進みません。
Windows7が発表され、Windows XPのサポート終了も近づいたことで乗り換えが進み始めましたが依然と日本で10%のPCがネイティブにIE6を使っているようです。



IE6-IE9-480.jpg
さて、ここで先ほどの画像。何でこんなことになってしまったのか?とそのほかの問題点を書いてく
1.なんでか?を説明する前に
w_hand_up_01_g_bl.jpg
ここから書いていくことにWeb開発者はIE6以外には関係ない構文を書いてバグチェックをしてと無駄で膨大な時間を費やしているということを覚えてください。
いつもいつもIE6の対応で頭を抱えるWeb開発者たちが思うのは「IE6を考慮しなければどんなに楽か」

2.デザインを簡単に変更するCSSが独特
css.gif
Webデザインは基本的なことをHTML、拡張性のあるデザインをCSSと呼ばれるものに頼っています。
大元のデザインから表の作成までこいつに頼りっぱなし。HTMLで装飾するよりも少ない文字数でかけるので便利。
これもIE6専用に書かないと崩れてしまうという悲しさ。

3.画像のPNGファイルが完全に対応していない
IE6-IE9-eee.png
実はIE6はPNGといわれるJPGより滑らかな線を描けるファイル形式に完全に対応しておらず、透過PNGはGIFを使ったり、専用のJavaScriptを書いたりする。

4.文書構造記述言語のxml宣言を書いた
IE6-IE9-xhtml.png
様々なブラウザに対応するためWeb標準規格団体が定めたXHTMLというものを使っているよとxml宣言してある程度の互換性を保ちます。
ただIE6には通用しなくて後方互換。。。xml宣言消せばいいんですけどねぇ。。
何気なく見ているこのサイトでも目に見えないだけですごく色々と記述されているんですよ~

5.セキュルティの脆弱性
ie6-2010.jpg
IE6は最新のHTMLにもCSSにも対応できない状態が続き、さらにはサイバーテロ攻撃にも弱いということがマイクロソフトから言われています。
「被害に遭ってから、腐ったミルクを嘆いても意味がない」とマイクロソフト オーストラリアが言ったこともありました。
「俺たちは腐った牛乳じゃねぇ!」と言われましても…。おなか壊す前に捨てるのが常識です。


これだけ多くの問題を抱えているIE6を使い続けていく意味も理由もないんですよ。
誰も無知で恥ずかしいと言っているわけじゃないです。
そもそもそんなこと普通にパソコン使っている人が気にするようなことでもないんですが、あなたは今ここを見てしまった。
IE6の問題点を知った今IE6を捨てて最新ブラウザに移行する時期かもしれません。

ただそんなちょこっとのことでWeb開発者はとても助かるってことだけを知ってもらいたいですね。

現在IE6で当ブログを見ている方は上部に「あなたは旧式ブラウザをご利用中です。このウェブサイトを快適に閲覧するにはブラウザをアップグレードしてください。」というメッセージが出ていると思います。
Youtubeなど見たときにも出ていると思いますが、次々とIE6のサポートをやめる企業が出てきてます。
IE6-NEWbrowser.png
上部のメッセージのアイコンをクリックして最新のブラウザをインストールしてください。
Google Chromeが一番動作がいいと思いますが標準のIE8を入れないとダメなサイトもありますのでIEだけは最新版にしてください。
最新ブラウザが増えればWeb開発者が喜びます。

とIE6に対応する作業をめんどくさがった管理人が偉そうに書いてみました。
・リンク
The Internet Explorer 6 Countdown」Microsoft 海外サイト




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コメント 2

cheese999

うちの会社ではIE6(WinXP)がいまだ主流です。IE8へのアップデートは許可されてないです。(´_`)
by cheese999 (2011-04-03 18:32) 

パセリ

>cheese999さん
企業独特ですよね、ブラウザ変えるの許可されないってのは。
お金がかかるのもそうですがIT慣れしていない世代は新しいのが怖いっていう感覚があるようで、余計に踏み込めないらしいですね
by パセリ (2011-04-07 00:08) 

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