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【シーテック 2010】個人的に気になったものをチョイス(と思ったらTDKで1つの記事になった編) #CEATEC [シーテックジャパン]

CJ2010.jpg
10月5日から10月9日まで千葉・幕張メッセで開催中の「CETEC JAPAN 2010」に行ってきました。
かなりの量になるので分割して書いてきましたがもう先週の出来事ですよ。さっさと書け!と言われそうですが如何せん文章構成が下手なので;
暫定画像を直す見込みもないです。今回で終わるか、終わらないか現時点ではまだ分かっていません。

第四弾となる今回は個人的に気になった製品を書いていきます。


◆TDK
TDKブースからは3つ紹介していきます。
・有機ELディスプレイ
_DSC0375.JPG
8製品並んでいますが大きく分けると3つの種類が展示されていました。
QVGA 有機ELシースルーディスプレイ、有機ELフィルムディスプレイ、パッシブ型高精細有機ELフルカラーディスプレイ
→QVGA 有機ELシースルーディスプレイ
_DSC9788.JPG
TDKの独自技術によって透過するディスプレイとしては高精細220ppi
携帯電話に搭載すれば透過したディスプレイを見ながら写真を撮影出来る人のこと。
「カメラユニットの位置によっては背景と画像が微妙にずれないの」と思っていましたがそこはあえて突っ込みません。

→パッシブ型高精細有機ELフルカラーディスプレイ
_DSC0375-2.jpg
有機ELディスプレイにはアクティブマトリックス型とパッシブ型がありそれぞれの利点と欠点から書いてみましょう。
>アクティブマトリックス型
一つ一つの発光素子にトランジスタが複数個つきスイッチング素子の構造
利点:応答速度が速い、解像度も高い、消費電力も低い
欠点:製造コストが高い
>パッシブ型
縦横に陽極陰極の2つの電極がありその交点を高速で光らせ残像を絵として認識させる。
利点:コスト安い
欠点:応答速度が遅い、解像度も低い、消費電力も高い

まさに真逆の方式。ソニーが11v型アクティブ型有機ELテレビを発売したときはXEL-1で20万円しました。
なので大画面化するのはコストがかかりすぎ、なかなか製品化しないのが現状。
しかし、製造コストが安いパッシブ型で高精細なものが出来れば話は別、大画面かしてもアクティブマトリックス型より大幅に安く出来ます。
もちろん、大型化すれば消費電力は大きいし、寿命も短くなるのですが。あとは応答速度次第。
今回TDKが発表したパッシブ型高精細有機ELフルカラーディスプレイは欠点の1つをクリアしました。
携帯電話ならパッシブ型でも問題はないのでコスト安の高画質はかなり嬉しいものです。

→有機ELフィルムディスプレイ
_DSC0375-3.jpg
薄い!軽い!割れない!曲がる有機ELディスプレイとして紹介
薄さは0.3mm通常のシャープペンシルより薄いです(帰宅後製図用の0.3mmの芯で確認したけど薄いです)
パネル重量が0.05g/平方cmとかなり軽い。13.3インチワイド液晶の代わりにこれを使うと24.7g、100円玉5枚分
曲率半径が25mmの湾曲が可能。
te_10-02.jpg
従来のガラス基板、ステンレス鋼などでしたが、樹脂フィルム基板と保護フィルムにわけステンレス鋼封止板の代わりに2枚のフィルムの間に封止層を設ける。
これにより曲げても折れる素材がなく湾曲させることが可能になる。

ただこの有機ELフィルムさほどすごくないんですよ。
ソニーが今年の5月に曲率半径4mm、薄さ80μm(0.08mm)という試作品があるんですよ下動画

ただコチラは製品化のめどが立っていないですがTDKは2011年末には量産化予定とのこと。

みなさん、展示会場にあるから一番スゴイと思ったら大間違いです!(マスコミサイト見ると曲がる薄い!とベタ褒めでしたよ?)


・超多層記録光ディスク
_DSC0379.JPG
記録層16層片面512GB、両面で1TB(1024GB)を記録。
これだけ紙の資料がないのですが、16層とはかなりのものです。
基板面側からL0-L15カバー層となっています。L15の層では95.1%の透過率でL0の層までレーザーが当たる。
データアーカイブにもってこいですね。
ブルーレイがベースのようです、レーザー高も開口数(NA)が0.85と技術流用が可能です
ただ、ディスクの厚さがBlu-ray Disc規定の記録層100μmより厚い260μmと160μmも厚いことから問題もあるようだ。




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