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タイトルで振り返るHD DVD、Blu-rayに乗り換えよう! [映画・ブルーレイ]

ワーナーショックが起きて早2ヶ月半、次世代ディスク規格には濃密な期間となりました。
パラマウントショックよりも打撃が強かったワーナーのHD DVD撤退ニュース、CSE2008のカンファレンスを急きょ取りやめたHD DVD、販売店舗ベストバイやオンラインレンタル会社ネットフリックスのBlu-ray優先支持、ウォルマートも5月末で店頭販売を取りやめると発言して急にその他の小売店もBlu-ray支持となり。
2月19日東芝がHD DVD事業撤退を発表し、次世代ディスク規格の戦いが終わった。

まぁ東芝さんは本業とも言える原発事業が好調のようで、スリーマイル島原発事故以来建設されていなかったアメリカで原発建設の依頼が内定したようで。

さて、今回はワーナーのHD DVDのタイトルとともに振り返ってみましょう。
タイトル発売日製品番号価格Blu-rayで購入
ラスト サムライ2006/6/30WBHA809343,980円
フルメタル・ジャケット2006/11/3WBHA809313,980円
リーサル・ウェポン2006/11/23WBHA800803,980円
ソードフィッシュ2006/11/23WBHA809433,980円
ブレイブ・ストーリー2006/11/23WBHA868554,980円
シリアナ2006/12/22WBHA807923,980円
迷い婚/全ての迷える女性たちへ2006/12/22WBHA807933,980円
ティム・バートンのコープス・ブライド2006/12/22WBHA809543,980円
蝋人形の館2006/12/22WBHA809843,980円
ファイヤー・ウォール2006/12/22WBHA810273,980円
沈黙の戦艦2006/12/22WBHA818313,980円
スペースカウボーイ2006/12/22WBHAY102113,980円
ブレージング・サドル2007/2/9WBHA809253,980円
トレーニング デイ2007/2/9WBHA809453,980円
レディ・イン・ザ・ウォーター2007/4/6WBHA810383,980円
ディレクターズカット 燃えよドラゴン2007/5/3WBHA809293,980円
グッドフェローズ2007/5/3WBHA809323,980円
スーパーマン ディレクターズカット版2007/5/3WBHA809683,980円
スーパーマン 2 リチャード・ドナーCUT版2007/5/3WBHA810123,980円
イルマーレ2007/5/3WBHA810323,980円
スーパーマン・リターンズ2007/5/3WBHA810373,980円
許されざる者2007/6/8WBHA809483,980円
逃亡者2007/6/8WBHA809573,980円
リーサル・ウェポン 2/炎の約束2007/6/8WBHA809603,980円
ディパーテッド2007/6/8WBHAY117284,980円
狼たちの午後2007/7/13WBHAY136893,980円
ハッピー・フィート2007/7/20WBHAY140964,980円
ブリット2007/8/10WBHAY136873,980円
ゲッタウェイ2007/8/10WBHAY136913,980円
父親たちの星条旗2007/8/10WBHAY140883,980円
硫黄島からの手紙2007/8/10WBHAY174433,980円
Vフォー・ヴェンデッタ2007/9/7WBHA810303,980円
ポセイドン2007/9/7WBHAY103223,980円
300/スリー・ハンドレッド2007/9/26WBHAY169973,980円
リーピング2007/10/12WBHA810334,980円
バットマン・ビギンズ2007/11/21WBHA809243,980円
ラブソングができるまで2007/11/21WBHAY112874,980円
ブラッド・ダイヤモンド2007/11/21WBHAY117644,980円
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団2007/11/21WBHAY156964,980円
ハリー・ポッターと炎のゴブレット2007/11/21WBHAY171533,980円
スキャナー・ダークリー2007/12/14WBHA810313,980円
オーシャンズ122007/12/19WBHA809383,980円
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人2007/12/19WBHA809593,980円
オーシャンズ132007/12/19WBHAY182234,980円
ハリー・ポッターと秘密の部屋2007/12/19WBHAY184713,980円
幸せのレシピ2008/2/2WBHAY208004,980円

意外と出ていますね、46タイトル。
この数をBlu-rayとHD DVD両方で発売していると大変だったでしょうね。

2006年6月(ラスト サムライ発売)は東芝がHD DVD再生ドライブを搭載したQosmioG30/697HS(ノートPC)を発売して、ようやく次世代ディスク規格が本格稼働したといってもいいでしょう。
しかし5ヶ月間何も出ずに11月になる、この頃にはSONYがBlu-ray搭載ノートPC、PLAYSTATION3を発売、またHD DVD陣営だったNECのPCもBlu-rayを搭載する事態になった。Xbox360では22日に外付けHD DVDドライブを発売したのもこのころ。

2007年6月になりワーナーのHD DVDタイトルも20を超え本格的なバトルが始まり、東芝側もあせり始めたのか、珍発言が増えたりしたのもこの時期。
VARDIA RD-A600/A300を発表したときに発言した言葉を今でも覚えていますよ。
Watchの記事に対して「台数的には低次元な争いですが(中略)この状況でなぜBDが勝ったといえるのか。正直なところ真意がどこにあるのか、ワンダーしている」
また「勝ったとはいいませんが、圧勝の状況です」とも言っていましたがBDが勝ったと言えるのかと言いつつ自分は圧勝と発言することがワンダーしているのでは…。私は日本語だと「勝つ<圧勝」だと思っていたんですが。

忘れていた3月の発言
「BDの方が凄く良いという可能性はある。もし圧倒的にBDの方が良いとユーザーが評価する時が来たら、その時には土下座をして謝りますが、それはあり得ない」と言っていたがいまだに土下座会見はない。
HDDVDはコスト・利便性etcが有利と言っていたが、すべてBlu-ray側が追い付きコストも削減でき始めていたのもこの6月
こう発言していたHD DVD陣営が撤退するまであと7ヶ月。
8月にはパラマウントなど2社がHD DVDを18ヶ月独占販売契約を結ぶ。
しかし思っていたほどの混乱はなかった。確かに一時期騒いでいたがBlu-ray撤退への足掛かりにはならなかった。
そして1月、ワーナーのHDDVD撤退報道に至る。

振り返るとHD DVDの優位性が相手より1ヶ月早く、価格を限界ラインを越えての値下げ+HD DVDソフト5本セットなどしか映らない。
HD DVDの負けた理由は人それぞれ違うと思うが私は以下の4点だと思う。
・HDDVDが言いにくい、HDをハードディスクと間違われDVDとHDDレコーダーと思っていた人もいた。DVDとつけたことが逆に次世代感がないのも事実。
・国内メーカーの囲い込みができなかった東芝1社とソニー、松下、シャープ連合に立ち向かうのは難しい。海外がもう少し動けばわからなかったが。
・PCメーカーを囲い込んだがAVメーカーが付いてこなかった。ソニー、松下の映画業界の知名度の高さ
・PS3かな?ここは一番わからないが、Blu-ray映画をある程度は牽引しているとおもう。(現に私はゲームより映画の方が…)
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パセリ

>はっちんさん
Niceありがとうございます。
by パセリ (2008-03-29 13:43) 

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