Windows VIsta SP1配信開始

Windows Vista用のサービスパック1（以下SP1）が配信されました。

インストールや変更点について少し書いてみたいと思う。

-インストール前-
Windows UpdateからVista SP1をWindows Update経由でインストールする際には（KB937287、KB935509、KB938371、[Ultimate及びEnterpriseのみKB935509]）が必要となる。
ダウンロードセンター経由ならば自動的にインストールされる。

セットアップにかかる時間はおよそ1時間程度である。
多くのアプリケーション、ドライバーはVista　SP1でも問題なく動作するが、一部トラブルが発生する場合がある。

ちゃんとアップデートしている人ならば上記の必要なデータは入っているので別にダウンロードセンターからではなくWindows Updateからでも平気です。
私の場合はWindows Update経由でやってみました。
巷のブログでは皆さんダウンロードセンターからなので、異端児としては別方向から攻めたいわけで。
ただ表示はされませんので手動で「利用可能な更新プログラムを表示します」ボタンを押してダウンロード開始。

ダウンロードに時間がかかりSP1を入れる作業工程の20分は待ちぼうけでしたね。

さてSP1を入れるとどういうことができるのでしょうか？-Vista SP1機能-
膨大なバグ修正とセキュティー修正、新しい機能が導入される

Extended FAT（exFAT）のサポート
従来のFAT32で理論上最大8TBまで1つのボリュームとしてできるのだがWindowsXpでは諸事情により32GB以上は作れない。
しかし今では32GB以上のフラッシュメモリが発売されているため、フォーマットとして利用ができない。
またFAT32は4GB以上のファイルはあつ買うことができないのでビデオファイルなどを取り扱うことができない。

その問題を解決すべく出てきたのが「exFAT」これはフラッシュメモリ用なので内蔵HDDには利用できない。
またReady Boost用としても利用はできない。

exFATでは32GBを大きく通り越し最大16EBまで対応。
さて一般には聞かない1EB（エクサバイト）はどれくらいか？
1EB=1024PB=1048576TB=1073741824GB
簡単に言うと30年たっても利用することのない容量と思っていただければいいです。

BitLocker　Drive　Encryptionの機能拡張
システムドライブを暗号化してセキュリティーを高める「BitLockerドライブ暗号化」が拡張されシステムドライブ以外も可能になった。

ネットワーク診断の新バージョン
新しいバージョンでは、診断を行なう項目が増えているため、より正確な診断を行なえる。
また、ネットワーク経由でのファイル転送などのパフォーマンスが向上している。

その他
Secure Socket Tunneling Protocol(SSTP)のサポート デフラグユーティリティの改良 デスクトップ検索の変更

■信頼性と性能の向上には、以下の項目が含まれる。
新しいグラフィックカードの信頼性、互換性の向上
ノートPCで外部ディスプレーを使用する際の信頼性向上
スリープモードにおける信頼性とパフォーマンス向上
ファイルのコピー、移動時のパフォーマンス向上
Internet Explorer 7のCPU使用率の低減、JavaScriptパーサーの改良による高速化
スクリーン再描画の回数を減らすことで、ノートPCのバッテリーの消費を小さくする
新しいVista信頼性パック(KB941649)
Windows Media Player 11の累積的な更新(KB941651)
Media Centerの累積的な更新(KB941229)

いざインストールするとWindowsXP SP2をインストールしたのと比べると目立った不具合はないです。
XPの時はDVDドライブが使えなくなるPCがあったりしましたが、ウイルス対策ソフト[カスペルスキー7.0]も動いてますし、PhotoShopCS3も問題なし。ウェブブラウザ[Sleipnir]が検索の入力フィールドが消えたがちょっと動かしたら復活したので問題なし。
問題がなさ過ぎて逆につまらないのですが…。

タグ：Winodows Vista SP1

コメント 1

>ぴーすけ君
>はっちんさん
Niceありがとうございます。
by パセリ (2008-03-20 20:14)