モバイル用のCore i7、Core i5、Core i3シリーズってどう違うの? [パソコン・インターネット]
VAIOなど2010年 春モデルでノートパソコンのCPUが一斉に切り替わりました。
今まで親しんでいたCore 2シリーズからCore iへと移行し、また一から覚えなおしです。
今回はノートPC向けインテルCore iシリーズを搭載できるVAIOと共にまとめて紹介します。
2012年モデル intel 第三世代「Ivy Bridge」 Core i7、Core i5、Core i3シリーズを発表 【デスクトップ版】
今年1月にインテルから発表されたCore i7、Core i5、Core i3にはすべてにグラフィックチップを搭載し、CPUだけでディスプレイ表示が可能です。
ただ内蔵GPUとさほど性能は変わらないので、これだけでPhotoshop CS4やゲームをサクサクこなすには物足りないもです。
Core i3以外にはターボブースト機能(TB機能)が搭載しています、TB機能は2コア両方を使わないオフィスソフトなどでは1つのコアを停止して
もう一つのコアを20%程、動作クロックを一時的に上げることができる。
型番は数字の後ろにあるアルファベットによってそのCPUの性能が変わります。
M:モバイル用通常版、LM:モバイル用低電力版、UM:モバイル用超低電力版、QM:モバイル用4コア版(Quadの頭文字)、XM:モバイル用ExtremeのXだと思います。
9月に発表されたCore i7の920XMと820QM、720QMは4コアありますが、代わりにグラフィックチップが内蔵していません。
シリーズ | ||||||||||||||
品番 | 920XM | 820QM | 720QM | 620M | 640LM | 620LM | 640UM | 620UM | 540M | 520M | 430M | 520UM | 350M | 330M |
CPUクロック | 2.00GHz | 1.73GHz | 1.60GHz | 2.66GHz | 2.13GHz | 2.00GHz | 1.20GHz | 1.06GHz | 2.53GHz | 2.40GHz | 2.26GHz | 1.06GHz | 2.26GHz | 2.13GHz |
ターボブースト最大 | 3.20GHz | 3.06GHz | 2.80GHz | 3.33GHz | 2.93GHz | 2.80GHz | 2.26GHz | 2.13GHz | 3.06GHz | 2.93GHz | 2.53GHz | 1.86GHz | TB機能なし | |
物理コア数/HT | 4コア/8スレッド | 2コア/4スレッド | ||||||||||||
3次キャッシュ | 8MB | 6MB | 4MB | 3MB | ||||||||||
内蔵GPUクロック | GPUなし | 500~766MHz | 266~566MHz | 166~500MHz | 500~766MHz | 166~500MHz | 500~677MHz | |||||||
VAIO Fシリーズ | - | ○ | ◎ | ○ | - | - | - | - | ○ | ● | ○ | - | - | ◎ |
VAIO Sシリーズ | - | - | - | ○ | - | - | - | - | ○ | - | ○ | - | - | ◎ |
VAIO Cシリーズ | - | - | - | ○ | - | - | - | - | ○ | - | ○ | - | - | ◎ |
VAIO Bシリーズ | - | - | - | ○ | - | - | - | - | △ | ◎ | - | - | - | - |
VAIO Zシリーズ | - | - | - | ○ | - | - | - | - | ○ | ◎ | - | - | - | - |
MacBook Pro 15 | - | - | - | □ | - | - | - | - | □ | □ | - | - | - | - |
MacBook Pro 17 | - | - | - | ■ | - | - | - | - | □ | - | - | - | - | - |
◎:店頭販売モデル・VAIOオーナーメイドモデル
○:VAIOオーナーメイドモデルのみ
●:店頭販売モデルのみ
△:法人カスタマイズモデルのみ
□:MacBook Pro標準
■:MacBook Proカスタム
VAIOで購入する方は「新インテルCoreプロセッサー登場記念キャンペーン実施中」を実施していますのでオススメは「Core i7 620M」です。
その外のメーカーやキャンペーン終了後は「Core i5 540M」がコストパフォーマンスから見てもバランスが取れています。
逆に絶対にお勧めしないのは「Core i3」です。5000円の差でTB機能がないのは流石にもったいないです。
【2010/04/14 0:30追記】
MacBook Proの場合Intel Core i7 620M 2.66GHzからIntel Core i5 540M 2.53GHzに変更するのがVAIOより5,160円高い、20,160円です。
正直VAIOでもキャンペーンで1万円程度の差でしたので620MをオススメしていましたのでCore i7というネームに凝らない、少しでも安く!なら540Mをオススメします。
15インチの方も同様です。520Mと620Mの価格の差が4万円とは…
[余談]
表を作成するのがとてつもなく大変でした。今思えばエクセルで作成して画像にするなり、htmlで保存すればよかった。
【注意】
この表は2010年春に作成したものです。
最新の表は「モバイル用のCore i7、Core i5、Core i3シリーズの一覧」
―関連記事
・Intel 新core i7(Sandy Bridge)は2011年1月5日に発売
・モバイル用のCore i7、Core i5、Core i3シリーズの一覧《2010年Q3》
「Sandy Bridge版 ノートPC用Core i7、Core i5、Core i3の一覧(2/26 10時頃公開予定)」
Core i3が従来のPentiumDCと同じ立場なんですかねぇ。
ノート向けのCPUラインナップも増えたのは良いですが、
性能はある程度の所まで来ているので、
個人的には低価格モデルの充実を望みたいなぁ、と(;^ω^)
by ayame (2010-01-20 00:22)
>ayameさん
Core i3はCore 2 Duoの立場ですね;
実はIntel Pentium DCの後継「Intel Pentium」が発表されています、デスクトップ用がG6950、モバイル用がSU2700という品番です。
ローエンド品でデスクトップ用はCore i3 500番台の下位に位置してCore iと同じ設計の2コア2スレッドです。
モバイル用は1コアという話ですが、設計もCore iとは違うのでよくわからない商品です。
日本以外の国では「Pentium」ブランド名が人気が根強いらしいです。
by パセリ (2010-01-20 23:57)