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映像屋と家電屋の戦が始まるのか?4倍の解像度をもつ4Kテレビ、プロジェクターを各社発表! [液晶・プラズマテレビ]

eyecatch_x3_quality_qfhd.jpg
地上デジタル放送に完全移行して3ヶ月立ちますが、皆さんのテレビはHD(1280×720)、フルHD(1920×1080)だと思います。
しかしもうフルHDも古いという時代に入って来ました。
フルHDの4倍の解像度を持つ4K2Kの液晶テレビ、プロジェクターが各社から発表されました。
しかしここで新たな戦争が始まっちゃうのかそれともただの思い過ごしなのか。。。。


ここで紹介したい商品が2つあります。
◇ソニー 家庭用SXRDプロジェクター
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10月3日にソニーが発表したFullHDの4倍の4K(4096×2160)で投影できるホームシアターを発表。
業務用のデジタルシネマプロジェクター4KSXRDの家庭用として3D対応のホームシアタープロジェクター「VPL-VW1000ES」がデました。
4KSXRDパネルを搭載し、4K(4096×2160ドット)のプロジェクターで従来の7μmから4μmにすることで民生用としてコンパクト化された。

超解像技術として新技術「4K映像表示用デバイス向けデータベース型超解像処理LSI」を搭載。
FullHDの映像を4Kとして変換可能になりました。

◇東芝 レグザ55X3
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10月3日に東芝が発表したFullHDの4倍のQFHD(3840×2160)の裸眼立体視対応の55型液晶テレビを発表。
レグザ 55X3は裸眼立体視対応の液晶テレビとして発表されました、QFHD(3840×2160)の2Dモードと1280×720換算の裸眼3Dモードを搭載。
LEDバックライトをエリア駆動にし倍速120フレームと12分割のバックライトスキャンで残像を低減する「アクティブスキャン240」を搭載。
また別売りの別売りの入力アダプタTHD-MBA1(2012年3月下旬予定)を接続すればPCなどからQFHDの映像を出せます。


さて、今回の記事中盤ですが、序盤の2つの製品で気になった点はありませんか?
気がついた方は家電好きか注意深い人です。

気が付かなかった人とつづきを読みたい方はこのままスクロール!

◇フルHDの4倍なのに解像度が違う…
どちらの製品にも紹介文では「FullHDの4倍」と書きました。
これは両社ともに自社のホームページで紹介しているので間違いではありません。
s4k.pngT4k.png

ですが、ソニーは4K2K(4096×20160)で東芝はQFHD(3840×2160)と解像度が異なりました。
他のメーカーなどを見てみると、パナソニック4K2K、シャープQFHD、NHK放送技術研究所4K2K。

実は放送分野や映画分野に強いところでは4K2Kで、家電屋はQFHDとなっています。
三菱電機やソニーの業務用ディスプレイはQFHDもありますけれど、テレビとしては現状こんなところ。

ソニーは放送編集機器として4K2Kを主流にするために発売していますが4KとQFHDのごちゃごちゃになってしまいました。

◇4K2Kとはなんなのか?
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4K2Kは元々4000×2000に近い解像度の総称でした。kとは1000の略です(国際単位系接頭辞の決まりごと。1kg=1000g、1km=1000mとかで日頃使ってますよね?)
4Kと名乗れるのはどちらかと言うと4096×2160で、比率は256:135と約17:9です。2K(2048×1080)の面積比で2倍となります。デジタルシネマ標準規格となっています。
img_x3_quality_qfhd_02_01.jpg
4Kの説明は先程の通り、ではQFHDは?
QFHDはQuad Full High Definition、Quad(クアッド)はラテン語系接頭辞で4を指します(理化学だとギリシャ語系のtetraなんだけどなぁ)
4つのFull High Definitionということで面積比でちょうどフルHD(1920×1080)の4倍となります。
もちろん16:9ですから現在のコンテンツをそのまま縦に2倍、横に2倍引き延ばせばいいのでラクラクです。

◇今後の業界の動きに注目?
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(画像はNHKとシャープが共同開発したスーパーハイビジョン用液晶テレビ)
というとこんなに壮大に書いたのに結論は出てるんですけど、実を言うとQFHDがテレビの主流になる予定です。
ソニーのプロジェクターはあくまでもシネマ用(でもソースどうするんだろう4KとQFHDの2つ売るわけじゃないし)
NHK放送技術研究所のスーパーハイビジョンもアスペクト比16:9の8K4K(7680×4320)で2025年に放送開始予定。(NHKスーパーハイビジョン紹介ページ)
デジタルシネマ用の8K4Kの解像度は8192X4320なので、正式に8K4Kと呼べるのはデジタルシネマなんですね~。テレビ用は横が8000より少ない...
今回紹介したQFHDも2015年に放送開始予定ですので今回急いで買う必要はないですけど、知っていて損はないのでこんなものを書いて見ました。

既に4520×2540ドットの4K2Kで撮影しているドラマもありますし、4K2Kは解像度の種類が多くて面白いですね。
4年後にはまたテレビの買い換えです!

◇最後に3Dについて
レグザ55X3に裸眼立体視3Dがありますが、基本的に高解像度かするとそれだけ表現できる幅が増えるので
わざわざ3Dがにしなくても奥行き感を堪能することができます。
博物館で絵を見る方は分かると思いますが、あのような奥行き感をこれからテレビで楽しめるようになります。
ただ手前に飛び出てくるようなものはやはり3Dじゃないと無理ですが…目がねぇ…。







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