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2010年夏 今知っておきたい3Dテレビのあれこれ [液晶・プラズマテレビ]

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パナソニックの発売から始まり、ソニー、シャープも発表し、三菱電機も夏に投入予定と3Dテレビ元年と言われている今日。
2社のものは、もう目が痛くなるほど見たので簡単なレビューできますが、シャープさんのは実機まだ見てないんです。
今回はメーカーの話より、3Dテレビについて書いてみたいと思います。

最近になると、「3Dテレビってどうなの」とよく質問されます。
私自身、あまり3Dテレビに期待していないので、今回は欠点が多いかもしれません。いや多いです。
この欠点を見た後に家電量販店に行って「欲しい!買う!」思った人にしか、メガネかける方式の3Dテレビなんてお勧めできませんよ。


私自身3Dテレビに触れたのは昨年のシーテックジャパンです。この時はソニー、東芝、パナソニック、三菱、シャープが展示していました。
それぞれ3Dというものになのに奥行き感など全く異なるつくりでした。

「そもそも3Dってどういうものですか?」と思われる方も多いと思います。
3Dは左右の目に微妙に角度のずれた映像を送ることによって疑似的な立体感覚を生み出しています。
3d_pic3_1.jpg
指を鼻先20㎝のところにおいて、片目ずつ交互に閉じたり開けたりしてみてください、微妙に指の位置がずれますよね。
さらに、その状態から60㎝以上先のものを見るとピントがずれて指が二本重なって見えてしまいます。
この差を映像で作り上げているのが3Dです。浮遊感や奥行き感などピントのずれを利用しています。
なのでものすごく目が疲れます;

◆3Dテレビの利点
・立体的な描写、飛び出してくる感覚
もう、これしか利点はありませんよ。3Dと銘うっているので。
アバターの成功に始まり昨今は3D映画が増えてきましたね、逆に3Dじゃない映画が2Dと宣伝しているほど。

そもそもソニーやパナソニックなどが3Dテレビを成功させるために尽力していることがうかがえる理由。
ソニー:カメラ機材―映写機―テレビ+ソニーピクチャーズ(映画配給会社)+ソニーコンピューターエンターテイメント(ゲーム会社)
パナソニック:テレビ―カメラ―編集機材+パナソニック ハリウッド研究所(映画映像研究)
とコンテンツ部門も支えているんですよね。

3D映画を作る→3Dに関心を持たせる→Blu-rayは高画質で3D向き→3Dテレビを買って家で見よう
こういう一連の流れがこの2社にはあります。
他社も努力しているようですが、3Dに関してはこの2社のどちらかをお勧めします。
今のところは

・3Dテレビ開発によって生まれた副産物
こちらはテレビ機種紹介するときに細かく書いていきます。

◆3Dテレビの欠点
・3Dメガネをかけないと見れません。
>左右のレンズの開閉によって眼の錯覚で3Dと認識するので必要です。
結局、視聴人数分の3Dメガネが必要で、メーカーごとにシャッターのタイミングを合わせる信号伝送方式が違うため。
あと寝っ転がってみてはいけないらしいです。
あと、メガネをかけるので映像は暗くなります。そこを各社頑張っているようですが
プラズマのパナソニックさんには不利な話。

・照明に気をつける
LED.png
インバーター制御じゃない蛍光灯、調光機能付きLED電球などはちらつきます。
えーと、ここでアルゴン、水銀蒸気、グロー放電型、アーク放電型とか説明してもどうしようもないので

携帯電話のカメラで蛍光灯を見てください。それが3Dメガネチラつきを引き起こす場合があると思ってください。
蛍光灯などは一定の光を出し続けているように思えますが結構マチマチです。

3Dテレビのチラつき対策としてはインバーター制御の蛍光灯、電球型蛍光灯と呼ばれているものはたいていインバーター式です。
調光機能付きLED電球とかどうしましょうかね…せっかく高いお金で設置したのにね…。

・設置方法
今までのテレビとの置き方とはことなります。
3Dテレビの視聴距離はパネル部分の高さ×3に統一されているようです。
今まではテレビの高さ×3とかさまざまありましたが、個人的にはパネル部横幅×1.86をお勧めしていたんですけど。

・子供には見せちゃダメ
これは、まだ子供の脳が立体感覚を覚える前に疑似立体を覚えてしまうと大変なことになるのではないか。
そういう、危険視をされよく言われます。
子供の頃覚えた癖ってのはなかなか抜けないものですからね。


◆3Dテレビを買えば「アバター」のような感動ができる??
答えは明確に言えます。NO!です。いちいちタグをつけて言い張れるほど。
そもそもでかい画面だから3Dって迫力あるんですよ。テレビサイズでなんて...。

ということでパナソニックさんは40型など現在主力ラインには一切投入をしないようです。


◆メーカーそれぞれ
ここは後日、製品簡易レビューとして別に書きたいと思います。

正直なところ流行るか流行らないかでいうと、流行りはしないけど気が付けば標準搭載している。
そういう流れになる気がします。

本当にこのページは個人的な主観で書いていますので、批判もあると思いますがお手柔らかに;


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コメント 4

nyankome

注文した友人がいるのですが、様子をきいてみます。
by nyankome (2010-06-01 18:19) 

ゆう

2倍速の機能同様、目新しく斬新な機能と見せかけて数年後は標準搭載、ということになってそうですね。
確かにすごい技術だとは思うのですが、どのメーカーも3Dの技術は持ってるわけですし。

3DよりもグーグルとSONYが共同で開発しているネットテレビ、という物の方が今後はやるのではないでしょうか。
素人的見解ですが・・・(笑)
by ゆう (2010-06-01 22:20) 

パセリ

>> nyankomさん
注文した方がいるのですか!
まだうちの周りはいないので実機を弄り回すことができなさそうです。
by パセリ (2010-06-02 11:37) 

パセリ

>> ゆうさん
そうですね、ソニーの4倍速もある意味では3Dの為に開発し続けてきたものですが
上位機種は標準、中位機種は2倍速ですからね。

3D自体は目新しい技術ではないですからね…困ったときの3Dなのでいつ標準搭載してもおかしくはないです。

私も海外ではグーグルTVが今後重要になる木がしますが日本は利権利権でなかなか難しそうです。
今後は有機ELとフルHDの4倍の4k2k(4,096×2,160)のテレビ開発でしょうね、今年か来年のシーテックはこの流れだと思います。
by パセリ (2010-06-02 11:45) 

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